附属病院の紹介
昭和大学病院、藤が丘病院、横浜市北部病院、江東豊洲病院の4つの病院が一体となって
時代に即した新しい体制を取りいれながら高度な診療をおこなっております。
●前立腺癌
各種手術法、各種放射線療法とすべての治療法に対応している施設です。
手術療法に関しては、毎週月曜日に1日2件の割合でダ・ヴィンチによるロボット支援手術を施行しており、制癌効果、尿禁制、性機能保持とも良好な成績を収めています。また、放射線療法に関しては、密封小線源療法を関連の江東豊洲病院との協力態勢で施行し、外照射療法、高線量療法(HDR)も充実しています。
●腎癌
腎癌に対しては、腎機能温存の観点から可能な限りダ・ヴィンチによる腎部分切除術による腎温存手術を心がけています。転移性腎癌に対しては、分子標的治療薬、新規免疫療法、手術療法など専門医が集学的治療に取り組んでいます。
●日本有数の内視鏡治療実績
内視鏡治療の実績も日本有数です。自然排石困難な尿路結石症に対しては体外衝撃波結石破砕術(ESWL)のみならず、尿路道的尿管結石破砕術(TUL)や軟性尿管鏡を使用するf-TUL、経皮的結石破砕術(PNL)を施行し、最近ではそれらを組み合わせたハイブリッド手術(ECIRS)にも積極的に取り組んでいます。
●低侵襲手術を含めた診療の充実(ダ・ヴィンチ手術、腹腔鏡手術など)
手術療法では腹腔鏡による手術やダ・ヴィンチによるロボット手術を導入して、患者さんの負担が少ない治療を行っています。また、同時に医療安全にも積極的に取り組んでいます。医療安全はコミュニケーションエラーが多いことがわかっているため、スタッフ間での情報共有を最優先にしています。
●難治症例に対する集学的治療
各臓器の癌に対する抗癌剤治療などの内科的治療と手術療法を組み合わせて集学的治療を行います。
●男性機能障害(性機能障害、更年期障害)
男性機能障害のの診断や治療に関して、他の医療機関からの紹介も多く、この分野における中心的な役割を担っております。
昭和大学横浜市北部病院
診療科長 冨士 幸蔵
〒224-8503 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央35-1
TEL:045-949-7000
●腎癌、腎盂・尿管癌
手術は腹腔鏡手術を中心に行っていますが、進行した症例に対する開腹手術にも対応しています。
また、免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬などによる化学療法も積極的に行っています。
●膀胱癌
経尿道的膀胱腫瘍切除術や膀胱全摘除術といった外科的治療と、膀胱内注入療法や全身化学療法などの内科的治療を病態によって行っています。
●前立腺癌
病状や御本人の希望を勘案して前立腺全摘術、放射線療法、ホルモン療法を単独もしくは併用で行っています。ロボット支援手術や密封小線源療法は昭和大学病院、昭和大学藤が丘病院、昭和大学江東豊洲病院と連携しています。最近では治療関連合併症によるADLやQOLの低下を軽減させるため、厳重な経過観察のもと至適な開始時期まで治療を遅らせる監視療法も増えています。
●排尿障害
前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱などの排尿障害にも積極的に取り組んでいます。
前立腺肥大症には経尿道的前立腺切除術、経尿道的前立腺核出術、接触式レーザー前立腺蒸散術を病態に応じて行っています。
●女性泌尿器疾患
女性泌尿器疾患に対しては女性骨盤底センターと連携し診療を行っております。
●前立腺癌の密封小線源永久挿入治療
前立腺癌のヨウ素125密封小線源治療は、多くの症例経験があり継続的に多くの患者さんが全国から来院されています。特に、高リスク症例に対するトリモダリティ治療(密封小線源治療+外部照射+ホルモン療法)の治療実績は豊富で、良好な長期治療成績を得ています。
●SpaceOAR®・前立腺癌放射線治療のハイドロゲル直腸周囲スペーサ留置
小線源治療による放射線の有害事象低減にも積極的に取り組んでおり、直腸の有害事象を低減するための直腸周囲ハイドロゲルスペーサーの留置もいち早く導入し、外部照射併用の症例を中心に数多く行っています
●前立腺肥大症の経尿道的レーザー核出術(HoLEP、ホーレップ)
前立腺肥大症に対する経尿道的レーザー核出術(HoLEP)も積極的に行っています。
●尿路結石の内視鏡手術(TUL、f-TUL、PNL)
尿路結石治療は、効率良い結石の完全消失を目指すレーザー内視鏡砕石術(TUL・PNL)を行っており、難治性尿路結石にも良好な治療成績を得ています。